◎ 絵本研究 1 ◎ ※こちらに載せている本は研究資料です。販売はしておりません。
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 ★ コドモノクニ(全23巻・265冊)
   初版発行年/大正11年1月(1922) 発行所/東京社→婦人画報社

 大正から戦前を代表する幼児向け絵雑誌です。
 1922年1月(大正11年)に創刊され、1944年3月(昭和19年)まで22年間発刊されていましたが、
 戦争激化のため廃刊となりました。全23巻で計265冊発行されました。
 従来の絵雑誌の常識を破ったB5判の大型紙面で、厚手のマット調用紙を使用し、
 絵・おはなし・童謡・舞踊・劇・工作などを取り入れ、それまでの児童雑誌の通念を
 打ち破る芸術性豊かな絵雑誌です。
 本誌は、五色刷りで定価は50銭(当時5〜10銭の赤本が多い子供の本の市場では破格の値段でした)
 「コドモノクニ」の出現は、独立した絵(一枚絵)を掲げる舞台を提供し、
 文学の附随物から独立したものとしての童画の確立を果たしました。
 子供の絵雑誌を説明なしに見ることができ、楽しむことができるようなものとなり、
 これは後の絵雑誌に大きな影響を与えました。
 企画段階からかかわった武井武雄は、創刊号の表紙絵・題字ともに手がけています。

 下の画像はコドモノクニ宣伝用の折込チラシ/大正15年(1926)



 画像はさすがに全種類載せるのは無理なので、上の段「創刊号・第1巻第1号」から「第2巻第3号」
 までの15点と下の段は武井武雄表紙画の15点を掲載しています。

 左上から右に5冊づつ
 ◎ 大正11年1月(1922)・第1巻第1号〈創刊号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正11年2月(1922)・第1巻第2号〈2月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正11年3月(1922)・第1巻第3号〈3月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正11年4月(1922)・第1巻第4号〈4月号〉/本田庄太郎 画
 ◎ 大正11年5月(1922)・第1巻第5号〈5月号〉/本田庄太郎 画

 ◎ 大正11年6月(1922)・第1巻第6号〈6月号〉/本田庄太郎 画
 ◎ 大正11年7月(1922)・第1巻第7号〈7月号〉/本田庄太郎 画
 ◎ 大正11年8月(1922)・第1巻第8号〈8月号〉/岡本帰一 画
 ◎ 大正11年9月(1922)・第1巻第9号〈9月号〉/岡本帰一 画
 ◎ 大正11年10月(1922)・第1巻第10号〈10月号〉/岡本帰一 画

 ◎ 大正11年11月(1922)・第1巻第11号〈11月号〉/岡本帰一 画
 ◎ 大正11年12月(1922)・第1巻第12号〈12月号〉/岡本帰一 画
 ◎ 大正12年1月(1923)・第2巻第1号〈1月号〉/竹久夢二 画
 ◎ 大正12年2月(1923)・第2巻第2号〈2月号〉/竹久夢二 画
 ◎ 大正12年3月(1923)・第2巻第3号〈3月号〉/岡本帰一 画


 左上から右に5冊づつ
 ◎ 大正14年4月(1925)・第4巻 第5号〈4月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正14年5月(1925)・第4巻 第6号〈5月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正14年7月(1925)・第4巻 第9号〈7月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正15年6月(1926)・第5巻 第6号〈6月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正15年8月(1926)・第5巻 第8号〈8月号〉/武井武雄 画

 ◎ 大正15年10月(1926)・第5巻 第10号〈10月号〉/武井武雄 画
 ◎ 大正15年12月(1926)・第5巻 第12号〈12月童謡号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和2年2月(1927)・第6巻 第2号〈2月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和2年4月(1927)・第6巻 第4号〈4月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和2年6月(1927)・第6巻 第6号〈6月号〉/武井武雄 画

 ◎ 昭和2年8月(1927)・第6巻 第8号〈8月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和2年12月(1927)・第6巻 第12号〈12月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和3年3月(1928)・第7巻 第3号〈3月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和3年6月(1928)・第7巻 第7号〈6月号〉/武井武雄 画
 ◎ 昭和3年12月(1928)・第7巻 第14号〈12月号〉/武井武雄 画

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