◎ 武井武雄のかるた研究 3 ◎ ※こちらに載せている「かるた」は研究資料で販売はしていません。
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★ 犬ぼう いろはかるた 発行所/鈴木仁成堂
画 者 ・ 武井武雄(1894-1983)
サイズ ・ 箱 165mm×120mm×42mm、札 53mm×75mm
枚 数 ・ 読札48枚、絵札48枚
印刷日 ・ 昭和9年9月25日・印刷
発行年 ・ 昭和9年10月1日・発行
発行所 ・ 鈴木仁成堂
備 考 ・ 読み札は掲載していませんが、
絵札だけでなく読み札の文字も武井武雄の手書きという珍しいかるたです。
この「犬棒いろはかるた」は奥野かるた店より復刻が出ていますが、
その解説書の「いぬぼあるけば 武井三春」によると
父は、かるたが好きだった。昭和初期の日本が、まだ戦争に傾斜してゆく前頃の一時期だけでも、十数
種類のかるたを制作している筈である。その中で現在残され、発見されているものは半分にも満たない
だろうか。小さい頃、お正月には父母や兄達と必ずかるたをして遊んだのも格別の思い出となっている。
小倉百人一首をはじめ、父の作になる子供向けのものにいたるまで実にたのしかった。
かつて、日本のかるたの代表的なものと言える江戸いろはを父の画と書き文字で制作したものがあった。
昭和9年鈴木仁成堂版「犬ぼう」である。江戸庶民の生活を伝える味わい深いこの種のかるたは、時代を
超えて人の心をたにしませ、受け継がれてゆくことだろう。
※掲載画像は絵札のみで読札は掲載していません。
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